育て方

マイクロブタだから小さいと侮ってはいけません。子ブタでも思う以上に力強くジャンプ力があり５０センチくらい飛びます。
また走るのも速く足りだすと追いつけないほど速いです。

長時間の移動の場合はトイレ用のゲージを２つ用意しましょう。ブタさんは綺麗好きなので自分の場所ではトイレを限界まで我慢します。２時間に１回はトイレ休憩を。そして水とエサを与えてください。

与えていい物は
野菜（小さい時は茹でて小さくカット）具体的にはニンジン、キャベツ、レタス、白菜（少し口臭が臭くなります）ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、ピーマン、きゅうり、なす、もやし、豆苗、小松菜、チンゲン菜、ブロッコリー、大根、カブ、トウモロコシ、セロリです。
基本的に野菜は何でも食べますが、ほうれん草、小松菜、バナナ、キャベツ、山菜、タケノコ等のショウ酸が多い物は煮て食べさせましょう。
皮は農薬がついているのでしっかり洗いましょう。
キュウリ、セロリ、レタス、ピーマン、キャベツ、ブロッコリーは低カロリーです。

与えていい物は野菜以外だと
いちご、スイカ、みかん、バナナ（逆流動性食道炎になる事があります）、リンゴ、メロン、炊いたご飯、パン、（ご飯とパンは頻繁に与えないで下さい）、砕いたナッツ、豆腐、煮た高野豆腐、サバ節、かつお節です。

お水について
赤ちゃんの時は特に暖かい水を飲ませて下さい。大人になっても冷水はダメです！あまり水を飲まない子もいますが尿管結石を防ぐために多く飲ませましょう。あまりの飲まない子には水に黄粉や豆乳、ゴマ、無添加の野菜ジュース、果物の汁を混ぜると飲むことが多々あります。ウチのメスは１日に８Lの水を飲みます。オスは１．５Lくらいです。

与えてはダメなものもあります。
お菓子、人間のおかず、香辛料、タマネギ、ニラ、ネギ、薬味類、種、肉、緑のジャガイモ、ジャガイモの芽、生の豆、砂糖、塩分、熟す前の青い物です。ご注意ください。

背骨が浮いたりする、お腹がぺちゃんこは痩せすぎです。体系や運動量に合わせて食事量を調整しましょう。ブタは３年弱まで成長します。

目安としてブタさんの体重が３㎏までは砂粒ののエサ１５ｇに白湯１００ｇ以上とビオフェルミンをサジ半分を１回分として１日６回（１日の合計９０ｇ）３㎏～５㎏までは通常のエサ２０ｇに白湯１００ｇ以上とビオフェルミンをサジ半分を１回分として１日６回（１日の合計１２０ｇ）５㎏以上になると通常のエサ３０ｇを１日６回（１日の合計１８０ｇ）このころになるとエサと白湯を分けて与えても大丈夫ですが白湯を飲まない子の場合はエサと白湯を混ぜて食べさせて下さい。ビオフェルミンや野菜を細かくして与える必要はありませんが人間と同じで消化がいいに越したことはないです。

散歩について
真夏の日中はアスファルトがとても暑いし熱中症対策のため散歩はしないで下さい。朝や夕方はアスファルトを触って温度を確認して散歩してください。騒音にビックリしないよう静かな場所を散歩してください。リードやハーネスが壊れていないか散歩に行く前に毎回確認してください。農薬がついていないドングリ、雑草以外を食べないように地面を確認しながら散歩してください。特に木の実やタバコに注意してください。砂を食べたりしますが問題はありません。

ブタさんはとても寒がりです。特にお腹は冷やさないようにしてください。

ヒヅメは時々切ってあげてください。切るのが不安な方はペットショップで電動の爪とぎ機をご購入ください。お腹をかいてあげると横になるのでその時がきりやすいです。

誤飲について
鼻が良いので食べ物を探してゴミ箱を倒します。行動範囲にゴミ箱を置かないでください。ボタン電池を食べると死にます。床、ブタが届くところには何も置かないで下さい。ルンバのような自動掃除機があると便利です。紙やお札（特に１万円札）は食べます。ブタが我が家にきて子供たちが荷物を床に置かなくなったのでリビングがきれいになりました。

獣医さんを探そう！
お住まいの地域の家畜保健衛生所で紹介してもらえる事があります。病気になる前にマイクロブタを診察出来る獣医さんを探しましょう。

予防について
犬、猫と同様に口移しや皿の共有はやめましょう。こまめなトイレ掃除、食器洗い、手洗いをして衛生に気を付けましょう。ワクチンは法定義務はありませんが地域によって発病する病気は違います。獣医さんと相談してください。

病気について
豚熱（豚コレラ）の陽性反応がでると殺処分です。豚丹毒は重篤ですが早期発見すれば治療でき人間にはうつりません。日本脳炎は人にうつりますがブタに症状はありません。インフルエンザA型は人間からブタへ感染する可能性があります。尿管結石はオスブタに多い病気で人間の尿管結石予防の野菜などを食べさせる事をおすすめします。

ひづめの形が悪いと歩行障害になります。人間から水虫がうつった可能性もあります。滑る床だと関節が悪くなることもあります。

その他にも嘔吐、血便は胃潰瘍。尿に沈殿物は膀胱炎。激しい痒みは疥癬（人間にうつります）。咳、くしゃみ、鼻水はトキソプラズマ症の可能性があります。食欲、毛並み、呼吸数、熱、尿の色、便、などを気にして獣医に相談してください。特に尿、便は注意が必要です。安易に犬猫の薬を使わないでください。